『「Googleはとっつきにくいから親切なYahooを使う」のは、案外大多数の意見なのかもしれない』
『GoogleよりなぜYahooなのか〜自分の常識を見直してみる』
私の場合はポータルサイトをYahooにしていて(天気予報とニュースはYahooが使いやすいから)、検索は主にGoogle、時にYahooという具合で、検索の目的で使い分けている。例えば商品を探したいときにはYahooで、物事を調べたいとき(特にインターネット関連)はGoogleで検索している。もともと調べることが好きなので、インターネットを始めたときから検索しまくっていた。検索はGoogleがいいらしいと聞いていてもなかなかYahooから離れられなかった。しかし何年か前にGoogleのツールバーを導入してからは、どんどんGoogle派になっていった。
ところで私は登山・ハイキングのwebサイトのwebringを運営している。リングメンバーへ向けてちょっとしたメールマガジンを発行したりもしていて、そのメルマガにメンバーサイトのなかからピックアップしたページをクリップしたコーナーを作っていた。いっぺんにまとめて120以上のメンバーサイトを巡回して読むのは正直なところキツかった。そこでいわゆる「個人ニュースサイト」にヒントを得て、webringのブログを立ち上げようと思いついた。というわけで、自分のブログを書くのも気になるブログを読むのもしばらく休んで、ブログ開設を含めたwebringの管理に専念していたわけである。
メンバーサイトのページを巡回しクリップしていていつも思うのは、フレームを使ったサイトが結構多いことだ。ソースを見ればページ自体のファイル名を知ることはできるが、サイト制作者はフレームページで見てほしいとの意図があるのだろうと思い、フレームを使ったサイトはトップページへのリンクのみにしておいている。私自身もホームページの制作を始めた頃はコンテンツのナビゲーションをフレームで表示するデザインを良しとしていたので、フレームで構成したいという気持ちは理解できる。しかしブログの普及に「個人ニュースサイト」の人気、そしてユーザーの検索の仕方の変化、更に言えばYahooの検索システム自体が変わった今の時代に、フレーム構成は検索からの訪問者を拒絶しているようなものである。そういうことにどれだけのサイト管理人が気づいているのだろうか。(注記参照)
参考ページ→『トップページはすでに役割を終えた』〜Mugi2.0(むぎむぎ)
で、ここから「YahooかGoogleか」という主題に関わってくるのだが、先ず下の画像を見てほしい。「フレームページ」というキーワードでYahooとGoogleで検索した検索結果のページである。


GoogleとYahoo(web検索)の結果がほとんど同じ場合もあるが、この場合は顕著な違いがあった。Googleでは2番目にインデックスされているAll Aboutの記事は、Yahooではなんと検索結果6ページにならないと出てこなかったのである。またYahoo!カテゴリ検索を使うとなると、「フレームページ」の問題点を調べようとしたらどのカテゴリーを選択するのかでまず迷う。結局「フリー素材サイト」だの「HP制作の小技集」などからの情報収集で終ってしまう。
私がインターネットを以前より能動的に使うようになり、サイト制作のスタンスを考え直すようになったのは、Googleの検索を使うようになったことと無関係ではないような気がする。Googleの検索結果ページでの、目的のページにたどり着く前の寄り道でいろいろと勉強させてもらった。Googleが私のサイト制作の目的や制作上の意識を変えたといってもいい。
つまりこの記事は、サイト運営者ならばGoogleの検索を使おうという提案なのである。
〔参考までに〕
→ページ構成の落とし穴[1]フレームの功罪〜All About
→Webユーザビリティ検証【フレーム編】 フレームページって使いにくい?〜All About
〔関連情報〕
→『「みんなで知識を共有することが使命」--ヤフー検索のこれから』〜MYCOMジャーナル
→『ヤフーの次のテーマは「ソーシャルサーチ」、年内にも新サービス開始 』〜ITpro
【注記】登山・ハイキングのwebサイトというのは誰にもイメージしやすいように言うと旅行記のサイトのようなものである。大多数のサイトは山に登った記録を書いてメインコンテンツとしている。そして相互リンク仲間などに読んでもらい、掲示板で交流し合っている。登山記録は自分の思い出として残るし、同好の士との語り合いは楽しい。登山をしてその記録を作成した時点で完結した気分を味わってしまうということもあり、それで満足して終わりやすいのかもしれない。
僕も天気予報やニュースはYahooで、山行記録などまじめに検索したいときはGoogle、というふうに使い分けています。
昔はYahooのディレクトリから「スポーツ→アウトドア→地域…」か、登山のポータルサイトからしか記録を探すすべを知りませんでしたが、Googleを使い始めて直接記録にアクセスするようになってから、トップページは「ああ、この記録はこういう会/人が作っているのだな」と確認するためのものに意味合いが変わっていきました。
追伸1:
フレームの弊害は下記のページでも詳しく解説されています。エントリを読んでまさにこのことだな、と思いましたのでお伝えしておきますね。
http://neta.ywcafe.net/000368.html
追伸:
はてなで「山ネタ」を題材に遊んでいます。
ちょくちょく思い立ったときに更新していますので、暇なときにでもご覧いただければうれしいです。
はてなグループ:山ネタ衆:http://yama-neta.g.hatena.ne.jp/
山ネタ衆:はてなで山ネタ(僕が山ネタ衆で書いている日記です):http://yama-neta.g.hatena.ne.jp/hatayasan/
hatayasanさんの「はてブ」を拝見させていただき、他のGoogleとYahoo関連記事を読みました。
私のGoogle観はまだまだ底が浅く甘いようです。このテーマは今後も考えていこうと思います。
ご紹介いただいたフレームの弊害の解説ページを拝見しました。
『Yahooやアマゾンではフレームをほとんど使っていない。 使わない理由があるから使っていないのだ、ということを学び取ることは、そんなにも難しいことだろうか?』←同感です。
「はてなグループ:山ネタ衆」と「はてなで山ネタ」はとっくに見つけました(笑)
こっそり読ませていただいています(^^)
うちへ来た友達が、わざわざGoogleを検索してました。
記事にあるようにフレームで利用されているページが検索で出ることがあります。
検索してもどこにもリンクがなくて、困ったことってありました。
うちのサイトも若干フレーム使っているので
リンクがあるかどうかチェックしてみよう。
という以前に、たいした情報のないサイトなのでそんな必要もないかも(笑)
フレームにしていても、これは多くの人に読んでほしいというページは全画面表示で指定しておくという手もありますよ。
>という以前に、たいした情報のないサイトなのでそんな必要もないかも(笑)
これについては言いたいことがあるなあ(笑)
一言じゃ済まないのでいずれ記事にします。