お知らせ2010.12.01
現在諸事情によりコメントは受け付けていません。

こころの風景の新着記事

2006年06月01日

ブログにおける「自分語り」に思う

池田信夫 blogの「日本はブログ大国?」という記事によれば『TechnoratiのCEO、Dave Sifryによれば、全世界の3700万あまりのブログの記事を言語別に分類すると、トップは日本語』だそうである。
日本の場合、個人の日記としてのブログの多くは自分の経験や思うことを書いている。これを「自分語り」と括ったりもする。おそらくこの時間にも日本のあちこちで、パソコンに向かって自分語りをしている人間がたくさん居るに違いない。

日本には「私小説文学」なるものもあり、ブログが大衆化する以前から「web日記文化」があった。日本人は自分の内面を見つめることが好きな傾向があるのかもしれない。公開したい情報のテーマを持たない人がブログを始めるとしたら、身辺雑記を書くことしか思いつかない。また人のブログの記事を読んで自分の見解を記事にすることは、まだ初心者であれば敷居が高い。そこで身辺雑記(日記)を綴っていけば、そもそも「書く」という行為は自分を見つめなおす側面を持つので、おのずと「自分語り」していくのではないだろうか。

同時に自分語りをしているブログを求めるようにもなる。コミュニケーションを求めるにしても、読むだけで満足するにしても、いわば“魂の惹かれ合い”が発生するのだ。

ところがブログで自分語りをすることに対して抵抗感を持ったり、自分語りしかできない自分のブログに劣等感を抱いたりしている人もいる。

私はこう思う。
2,3年前からブログをやっていて「自分語り」から卒業し、人の自分語りを読みたくなければ読まなければよい。今からブログを始める人もいる。ブログで日記を書き始め、しばらくして内容や運営に悩みが生まれ、他のブログに「自分語り」を求める人もいる。
自分を見つめ高い段階に踏み出そうとしている人間に敬意を持てば、「自分語りはウザイ」などとは言えなくなる。
そして自分語りをうしろめたく思い引っ込み思案になることもない。なぜなら日本のネットには、こんなにもたくさんの「自分語り」のブログが存在している…つまりあなただけではないのだから。真剣ならばいつか誰かの心に届くと信じていよう。

参考記事(はてなブックマークにてキーワード「自分語り」で抽出・他)
BLOG STATION:ブログ論を書く意味・読む意味
きらきら、ぶつぶつ - 「ブログとは何ぞや?」と考えること
ネットにおける「自分語り」は何処かの誰かが求めているモノ ひとりごと/ウェブリブログ
歓楽叶わぬ納骨堂庭園 - 読んで思わず記事を書いてしまうブログ
30代毒女沼の中 - ネットでものを書く人はもっと自分語りをするべきだ
明日は明日の風が吹く - ブログの賢い歩き方(from こらむろ)
→天慈のふらちなblog探険記 | 天ちゃんに読まれたくなかったら削除するしか道はない…と思われ、たぶん。ヽ( ̄▽ ̄)ノ


ところでこの記事で一緒くたに言及してしまうのは失礼に当たるかもしれないが…。

きらきら、ぶつぶつ - 「いろいろ考えてみたんですけど・・・」
 本を読んで書いたことは確かに「感想」かもしれませんし、その感想は主観によるところの意見が殆ど。ということは「自分語り」であるのかもしれません。以前は「自分語り」メインで自分を分かってほしい、聞いてほしいという気持ちが強かったのも事実です。かなり「自分語り」に執着、こだわっていたように思いますが、今では「自分だったらどうしたか」、「自分だったらどうするか」と自分に置き換えて何かを考えるためのひとつの手段であり、経過として位置づけているように思います。それを経て、新たな思考に導かれ、結論が出る場合もありますので、以前ほど「自分語り」には執着していないといってもいいかもしれません。
本を読んでの感想文(書評)でも映画を観ての感想文でも、つまりレビュー記事に「自分語り」を込めてしまうというのは必然性があり、こだわることもないと考える。作家や評論家でも自分の経験とたくさんの本を読むことで得た疑似体験をバックボーンにして評論を書いている。「自分」が入り込まない完璧に客観的な評論などありえない。仮にあってもそんな評論はつまらないだろう。私は共感を共にできるレビュアーとの出会いが楽しみだ。そして新聞や雑誌のプロの論評だけではなく、インターネットでは普通の人たちのレビュー記事を読むことができることそれ自体が面白いと思う。たとえ偏ったり玉石混交のレビューだとしても。

おそらく個人的な自分語りが生の体験を書き連ねるものではなく、生の感情をぶつける文章ではなくなるときが、そのブロガーの次の段階なのかなと思う。

それにしても。
日本のブログの「自分語り」の傾向とはどういう意味があるのだろう。普段自己主張は控えめにしている反動なのだろうか。こんなにも人と結びつきたいという思いが溢れているブログがたくさんあるのは、日本は普段の人間関係に満足を得にくい社会なのだろうか…。少なくとも日常頻繁に周りの人間と“ハグ”し合っている国の人には理解できないことかもしれない。

※参考記事として挙げた記事以外にも数え切れない数の記事を読みました。全部を関連の参考記事として挙げられないので、こんな形にしました。ずいぶん前の記事もあり、「自分語り」を含む記事に関してはトラックバックを送ることは遠慮しました。
posted by Marumameko at 18:34 | Comment(10) | TrackBack(2) | web・blog考 このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
はじめまして。
最初は「自分語り」を意識しての運営でしたが、最近はあまり意識していないかなと思います。

ただ、客観的にものを言うことが苦手で、ついつい自分に置き換えてしまうところがあります。ですから、「思考途中」に自分語りが挿入され、結果として文章に表れるというパターンなのかなと思います。私自身、ブログ運営で悩みを持った時に救われたのが、「自分語り」による体験談に近いものでしたので、自分の体験談をどこかに書き留めておこうという気持ちがあるのかもしれません。
Posted by Kira at 2006年06月01日 23:30
Kiraさん、コメントをありがとうございます。
Kiraさんのブログは、いつも拝見しております。率直にお書きになっているところに惹かれています。


個人のブログなのですから、客観的にものを言おうと躍起になる必要はないと思います。今のありのままのKiraさんが皆好きなのだと思います。
また心に響く記事を読ませてくださいね。

それから実は「はじめまして」ではありません。こちらからご挨拶に伺いました。
はてなのブログではハンドルネームまで違っていて、紛らわしくてすみません(笑)
Posted by Marumameko(Masako) at 2006年06月02日 00:19
>それから実は「はじめまして」ではありません。

あ!失礼しました(汗)とんでもないボケをしてしまいました。

実は私も、こちらのブログはこっそりと拝見させて頂いていまして、トラバこそしませんでしたが、たくさんインスピレーションを頂いて書いた文章もあります。他人の書いたものを読んで、自分が意見を書いてみる。その人に送れば読んでくれるかもしれない。そういう感覚って、とても素敵なことだなぁと思うのです。そして交流が生まれるのですね。
Posted by Kira at 2006年06月02日 00:37
2005年の日記にはコメントが反映されなかったんですが、コメント数に制限を設けておられるのですかね?
もしそうでしたら同じ様な内容が二回重複してる箇所がありますので、申し訳ないです。

日記>>
文面から察するに共感コメント以外はノーセンキューという事ですかね?
・・・でしたらやめておきます。
Posted by TORO at 2006年06月02日 00:41
Kiraさん
いえいえ、Masako=Marumamekoにお気づきにならなくてもKiraさんのせいではありません。
責めたのではありませんから気になさらないでくださいね。
今後ともよろしくお願いいたします。
…う〜ん、HNを統一しようかなあ(^^;
Posted by Marumameko(Masako) at 2006年06月02日 08:44
TOROさんへ
昨夜のうちにお返事を差し上げられなかった失礼をお許しください。
どうもいろいろと誤解を生じたようなので、説明させていただきます。以下のコメント欄に頂いたコメントについても、ここで併せてレスポンスします。
http://marumameko.sblo.jp/article/30307.html#comment

コメントに制限は全く設けておりません。このブログサービスは多少反映が遅いときもあります。また私はコメントがあった場合メールで通知を送る設定をしていて、メールで確認をしたコメントにお返事しています。昨夜は僅かな行き違いでした。
コメントは批判・反論・異論も覚悟していますし、まじめにお応えしているつもりです。

私は夜はあまりゆっくりパソコンの前に座れません。が、パソコンはいつもそばにあるので、夕食の後片付けの合間合間にコメントの返事をしたりしています。ゆっくりお返事したい場合は翌日にさせていただいています。
生活時間、生活パターンは人様々です。その点をご理解ください。そして私のペースでお付き合いくださるとうれしいです。

TOROさんがくださったコメントのなかには共感できることもありました。そしてコメントに悪気があるのか、そうでないのかを私は判断できます。
「どうか お元気で!」だなんて、せっかちすぎやしませんか?

Posted by Masako at 2006年06月02日 09:07
おはようございます!

ブログのHPにはないよさ、言い換えると、HPには追いつかない欠点・・・前もそんな会話をしたような記憶が。
もしかすると、消え行く記事だからかも。

ここで、わたし語りをして申し訳ないけど、日常でも、通り過ぎるときのそこはかとない交流が好きな私は、ブログで感じるちょいとした共感が、好きなのかもしれません。

ふだんの付き合いでも、別に『私を丸ごと理解して!』と思うことが余りないので、『あんたのここんとこ好きや。。』くらいな肌合いのブログが、結構居心地いいのかも。

Masakoさんのブログを楽しみにしているけれど、どうも最近バテバテで、体力のある意識的な読み込みが出来なくて、ちょこちょこ覗いてゆっくり消化しているところです。

ピントがあまくて、なんですが、ちょっとおしゃべりしたくなって・・
Posted by ぴとこ at 2006年06月03日 12:26
ぴとこさん
最近お仕事がお忙しいみたいですね。お体に気をつけてね。

ぴとこさんのブログも「自分語り」と思うのですが、さらりとした文章が皆さんに受け入れられているのだと思います。
でもさらりと書いてちょいと本質に触れてみたり…そこが私にとって魅力です。

で、私の場合もう別に「私を丸ごと理解して!」とは思っていないし、せいぜい「記事ごとに理解してもらえたらなあ」くらいなものですよ。
交流だって「記事ごとのそこはかとない交流」を楽しんでいるつもり。トラックバックをがんがん使っている人たちも、みんなそんなものだと思います(観察して確信)。
むしろ私には山仲間の間のブログ交流のほうがべったりしている感じさえしています。
…体力が回復したら、理解してください(笑)
Posted by Masako at 2006年06月03日 14:36
はじめまして。Stafyと申します。こころの風景つながり?でやってまいりました。
(同タイトルでブログを書いています)


「作品」と呼ばれるようなものについては、
文章は書いて人の手に渡った時点で、作者の世界を離れるとも言われています。
読み手にとっては与えられた情報=文章自体が一つの世界であり、作者の人間性とか
こんな暮らしをしているからこうである。というのは、情報がない限り
(類推したり、興味をもって調べることは読み手に委ねられるので)
読み取ることはできない。という意味だと思います。

いっぽう、自分語りするブログというのは、コミュニケーションと自己発見、自己確認を
同時にやっているような印象です。
誰かに相談をしながら、言葉に出してみることで自分の考えに気づく。
聞いてもらっているうちは、「うんうん」「そうだよね〜」というあいづちのコメントが
もらえれば十分コミュニケーションは成立、、なんていう関係なのではないでしょうか。
自分が人にわかってほしい、、より、自分が自分をわかりたい。というアウトプットの
成果物がブログの自分語りである気がします。

また、他所様の文章を拝見するのも自分のインスピレーションに役立ちます。
自分の領域にトラックバックを引き込むか、相手先にコメントをするか。
そのあたりは、なんとなく使い分けている気がするのですが、、どう違うか、というのは
不明確です。
Posted by stafy77 at 2006年06月06日 10:36
stafy77さん、はじめまして。
stafy77さんの「こころの風景」を拝見しました。
やさしいデザインのテンプレートなので女性かと思いましたら、プロフを見たら男性でいらしたんですね(^^)
お書きになっている内容に共感しました。やはり同じタイトルを選んだのには、お互いそれなりの共通点があるのかも知れませんね。

>いっぽう、自分語りするブログというのは、コミュニケーションと自己発見、自己確認を同時にやっているような印象です。
>誰かに相談をしながら、言葉に出してみることで自分の考えに気づく。
>自分が人にわかってほしい、、より、自分が自分をわかりたい。というアウトプットの成果物がブログの自分語りである気がします。

単に同感だとか共感したという以上に、私がいい足りなかったことを簡潔に言っていただきましたので、引用させていただきました。
「そうなんです!」を何回言っても言い足りないくらいです。

…ということを、トラックバックを使うか、コメントレスにするかの判断は、やはり私も迷うところです。
今回はコメントへのお返事ということで失礼させていただきました。
今後はstafy77さんの記事にインスピレーションを頂き、トラックバック記事を書くこともあるかもしれませんね。今後ともどうぞよろしくお願いします。
Posted by Masako at 2006年06月06日 15:26

この記事へのトラックバック

[ネット]ブログにおける「自分語り」に思う(from こころの風景)
Excerpt:  私も自分語り賛成派(参考:ネットにおける「自分語り」は何処かの誰かが求めているモノ)なので、このエントリーには全面的に賛成したい。  それでも、昔はやはり「自分語り」に躊躇いがあったんだけどね。「..
Weblog: 明日は明日の風が吹く
Tracked: 2006-06-01 23:01

楽しく楽しく書いていこー何でも楽しんでしまえばきっといいことあるよ、うん♪
Excerpt: ***************** こころの風景 ブログにおける「自分語り」に思う ***************** なんだかあたしの書いたものも紹介してもらってるみたいだし。こん..
Weblog: 天慈のふらちなblog探険記
Tracked: 2006-06-02 09:16

最近のトラックバック