どんなふうに使っていますか?または使わない理由はなんですか?
あなたのブログはトラックバックをもらいますか?どんなトラックバックが送られてきますか?
私がブログを始めた昨年2月の時点では、既にたくさんの人がブログをやるようになっていました。それからもブログの利用者はどんどん増えています。でもトラックバック機能をまだ使いこなせない、あるいは使い方について誤解している利用者が多いような気がしてなりません。
では新規利用者や初心者でトラックバックそのものの仕組みが分からない人や、イマイチわかってない人のためのおさらいを。
トラックバックとは?
→Yahoo!辞書 〔新語探検〕トラックバック(2005年5月15日)
→はじめてのウェブログ 「3分でわかるトラックバック」
→同上「トラックバックって何ですか?」
ご自分が利用するブログサービスのFAQ集と上で紹介しているページくらいは、皆さん読んでいるのではと思うのですが、読んでいない人はじっくり読んでください。で、読んでみると「あれ?」と思うのではないでしょうか。
トラックバックといったらアダルトサイトからのスパムトラックバックが迷惑だとか、せいぜいたまにひょいと舞い込む同じ話題を扱った記事があるなあ、同じ話題ならまだしも、ピントはずれのキーワードでの検索トラバもなんだかなあ…くらいの認識の人が多いのではないでしょうか。
しかし、Yahoo!検索で一番トップに表示される「Yahoo!辞書」の中にさえこう記載しています。
……トラックバックは、別のブログの記事を引用あるいは参照して自分のブログにコメントを掲載した場合に、リンクを張ったことを相手に通知する仕組み。ふと目にしたブログの記事を参照して自分のブログに書いた際に、この「リンクお知らせ機能」を使うと、「あなたのページを紹介しました」という情報が相手に送られる。これにより相互リンクが自動的に行われ、ブログ同士の連携が進む。そのために関連情報をたどることができて情報収集が容易になり、また交流も広がるなど、新しいメディアとして注目されるようになっている。多くの人がブログを始め、そしてブログをどう使うかという目的が人それぞれ違うため、トラックバックの解釈に別の要素が加わったり柔軟になったりしています。記事に「あなたのページを紹介しました」という情報がなくてもトラックバックしてくる人が増えました。そのためにトラックバックの解釈の違いからくる衝突も生み出しました。
参考記事
→絵文録ことのは「トラックバックをめぐる4つの文化圏の文化衝突――「言及なしトラックバック」はなぜ問題になるのか」
ついでですが。トラックバックの認識の違いに寛容な人でも、検索トラックバックによる内容に乏しい記事を放置しておくのは賢明とは思えません。「あなたの記事に付加するこんな情報がありますよ」というお知らせならともかく、こちらの記事を読んでもいない記事とは“繋がり”があるようでいて実はないのでは。自分のブログそして自分のブログの読者にとり、そのトラックバックが有益か無益かを判断して取捨選択するのも「ブログすること」ではないでしょうか。
本題に戻ります。知らない人からトラックバックがきて送信先の記事へのリンクができたのに、相手の記事からは自分の記事へのリンクはありません。それでいわゆる“お返しトラックバック(トラックバック返し)”をする人も多いのではないでしょうか。それで相互リンクができたからといって、あなたのブログの価値が高められますか?あなた自身が楽しいですか?
トラックバック機能なんか気にしないでブログを使うことが悪いというのではありません。でもあなたのブログで培ってきた読者さんとのコメントのやり取りだけで満足していませんか?せっかくトラックバックという機能があり、それはネットでのコミュニケーションをもっと面白くするものであり、かつ一歩踏み出させてくれる機能であるというのに、もったいないとは思いませんか?
ちょっと頭を切り替えて、そしてもう一度トラックバックの特性を活かした本来の使い方を見直して、あなたもトラックバック機能を使ってみませんか!
例えばお気に入りのブログや偶然目に留まったブログで、心動かされた記事があると思います。そのことについて記事を書くこともあるでしょう。どうせ書くのなら、元の記事を紹介する形でのトラックバック記事を書いてみたらどうでしょう。情報元にきちんとリンクがある記事があり、それに対して返ってきたトラックバックがあるブログは、通りすがりの閲覧者が読んでも親切でかつ面白いブログだと思うのです。
あなたが感銘を受けた記事、なるほどと思った記事、私ならこう思うと反応した記事、素敵だと思った文章、もっとたくさんの人に教えたい情報が詰まった記事……。トラックバックを使えばそれらがさざなみのように広がって多くの人と感銘を共有できます。あるいはあなたとは違う見方をする意見を知ることで、あなたの考え方を見直せます。知らなかった情報を得ることもできるのです。トラックバックで結び繋がることは、ブログ本来の楽しみ方であり醍醐味だと思うのです。
※「パソコンはおもちゃ箱」で書いた関連記事
→検索トラックバックは取捨選択することにした