面白かった体験を語ると食いついてくる人たちがいる - 北の大地から送る物欲日記
「こんな素晴らしいことができるからやってみては?」って説明より、「こんな素晴らしいことがあった。すごい面白かった、ワクワクした。」って体験談の方がずっと多くの人が興味を持ってくれます。まったくその通りなので、この記事は決して反論ではありません。先ずお断りしておきますが、新しいwebサービスを自分で使ってみて「面白いよ、便利だよ」と紹介する記事は、さらにもうひとつのブログ「終わりのない旅」のほうで書いています(紛らわしくてスミマセン)。「終わりのない旅」で書くのは、実は明確な意図があります。普通のネットユーザーは“はてなユーザー”のような『普通の人よりちょっと進んだネットの使い方』をしている人たちとは違い、貪欲に情報収集をしているわけではありません。仮に関心を持った新しいwebサービスについて検索しても、『普通の人よりちょっと進んだネットの使い方』をしている人たちの記事は往々にしてネットの専門用語や仲間内だけに通じる言葉を多用していて、ネット初心者はもちろん“普通のネットユーザー”でも理解できない場合があります。
これまでTwitterはもちろん、ソーシャルブックマーク、RSSリーダー、Gメール、グーグルマップ、iGoogle などを紹介しています(大したことは書けていませんが)。いつも読んでくださる人の反応と手ごたえとしては「あったりなかったり」ですね。しかし私のような発展途上進行形の人間が、「はてな」から距離を置いたブログで書く意義もあるんじゃないかというのがその意図です。
で、私の記事がそのwebサービスに飛びついてもらえる体験談になっているかどうかは別にして、いくらチラッと「面白そう」と感じても飛びつかない人がいることも事実です。以下に詳しく。
新しいwebサービスに登録するのに躊躇する人たち
普通のネットユーザーはネット時間が短く、ブログとせいぜいもうひとつ(例えばmixi)で充分、あるいは精一杯と思っている人が多いようです。登録のためのEメールも1つあるいは2つの所持で、登録することで迷惑メールが増えるのではと心配…そんな段階にあるユーザーが大多数でしょう。特に中高年ユーザーにそういう傾向は顕著なようです。
例えばTwitterを含めたミニブログは、今年の春以降から一般的なユーザーの利用者が増えつつあるようです。先ず先進的なヘビーユーザー、『普通の人よりちょっと進んだネットの使い方』をしている人たちに広がり、そして新しいwebサービスを利用することに躊躇しない若い世代が利用していきます。しかし新しいwebサービスの利用に保守的な中高年ユーザーにまで広まってきてはいないようです。こういう人たちに読んでもらい、理解してもらい、食いついてもらうにはどうしたらよいのでしょう。
なかなか『面白かった体験を語ると食いついてくる人たちがいる』という単純明快なことではないので、いろいろなアプローチをして苦労しているわけです。
所詮は私自身が仲間とミニブログやソーシャルブックマークで交流したいという動機が半分なのですが、新しいwebサービスに飛びつかない人たちも新しいwebサービスを楽しんで、結果としてオープンなネットの場に出て行くことによってネット全体も面白くなると考えています。で、できたら私の微力では力が足りないので、躊躇する人たちをも飛びつかせるような、やさしくわかりやすい記事が増えてくることを願っています。
ついでに言い訳させていただくと…
「そろそろ普通のネットユーザーも知ってほしいweb2.0」の記事でも『もしweb2.0を広めたいなら、「web2.0」という単語を解説するのではなくて、実際のサービスを使わせた方がいいと思うけど〜 qt_fbさん』というアドバイスをいただきました。
件の記事もその苦労のなかで取ったひとつの方法なので、私の一貫した意図のなかで理解していただければと思います。ですから、私が読んで理解できた、私が読んでいてワクワクした解説記事をピックアップすることは、それはそれで意味があることだという考えは変わりません。
※次の記事で「中高年」という要素でのTwitterを含めたミニブログを考えてみたいと思います。
→中高年とTwitter(ミニブログ)