お知らせ2010.12.01
現在諸事情によりコメントは受け付けていません。

こころの風景の新着記事

2008年04月11日

記事単位での公開設定は活路になるか?

顕在した危険、潜在したままの可能性。 - CONCORDE  

ネットという場の特性をもっと分かってもらう必要性 - 北の大地から送る物欲日記  

本当によかったのかな - CONCORDE  

ブログについての考え方が「北の大地から送る物欲日記」のhejihoguさんはいつも前向き、楽観的。
「CONCORDE」のTristarさんは「わかっちゃいるけど、なんだかなあ…」という部分に常に引っかかっていらっしゃる。
おふたりのブログを読むことが多い私は、気分やそのとき置かれた状況によって、振り子のように揺れます(笑)

今回の場合、hejihoguさんは“読まれたい人”側の視点での結論を述べていますが、Tristarさんは“(不特定多数には)読まれたくない人”の“不幸”をなんとか減らせないものかということを問題にしていると思います。私はそう読みました。
ネットという場の特性をもっと分かってもらう必要性 - 北の大地から送る物欲日記
「事故防止のための何か」ってのは、現状ではシステム的な何かってよりかは、ネット上で何かを書く人の心構えや正しい知識なんだと思います。もしくはそれを啓蒙していく活動とか。

ああ、「ネット上で何かを書く人の心構えや正しい知識」をブログユーザー全体が共有できる日なんて来るのでしょうか…。まず“啓蒙”という言葉に「上から目線」と反感を喰らいそうです(そういや、以前「はてな」でも“啓蒙”という言葉についての論議があったような)。自分のブログに書いても、批判・反論してくれたなら懇切丁寧に説明もできるのに、返ってくるのは反感だけなら何もしない方が良いのかも…。かえって「ネット上で何かを書く人の心構えや正しい知識」に拒絶反応を起こす人が増えるだけなら。

もちろん「やり方・書き方」そして書く人間の信頼性なのでしょうが。巧く啓蒙活動ができていると言う人のブログを教えて欲しいです。hejihoguさんのブログは揶揄的な表現も皆無で且つ懇切丁寧で皆にお薦めなのですが、それ以前に、「ブログ論」っぽいのはキライとか関心ナシという人も多々なのです。

ここまでブログユーザーが増えてしまった以上、やはり「システム的な何か」がそろそろ必要なのではないでしょうか。で、思い出したのが一時短期間利用したSNS「エコログ(現在はゆびとまSNS)」のこと。SNSであって日記の公開設定を「web全体に公開」「SNS内だけに公開」に設定でき、しかも記事単位で「web全体に公開」「SNS全体に公開」「SNS内友達だけに公開」のように設定可能でした。つまりブログ全体は「web全体に公開」しても、同じブログで閲覧制限ができる記事が書けるということです。

ブログをブログとSNSとの境界線上で利用するユーザーが結構多いようです。経験したこと、情報などweb全体に知らせたい記事も書き、別記事では見知らぬ人にはあれこれ言われたくないことも書く…こういうユーザーには「記事単位での公開設定」機能は向いていて、しかも不幸な状況に陥る機会が減らせるのでは?

調べると記事単位での公開設定が可能なブログやSNSは、他にもありました。Yahoo!ブログは知っていたけど、livedoor Blogも記事単位でプライベートモードが可能だそうで。この「さくらのブログ」はSeesaaブログのエンジンで、Seesaaブログと同様にカテゴリーや記事や画像ごとに閲覧制限が可能です。しかしパスワードによる認証なので、これが積極的利用の障壁になっています。読んでほしい人、見ても構わない人を振り分けて、しかもパスワードをメールで教えるということは、面倒だし読者を限定することになります。web全体に公開した記事を読み、プライベートモードの記事も読みたければ同じインターフェース上で申請し(mixiのマイミク申請のように)、管理人さんに認めてもらえばOKという形なら、読み手側からのアプローチを確保できます。

で、記事をアップするにはその都度公開設定をしないと投稿不可能しておくとします。「ネット上で何かを書く人の心構えや正しい知識」には無関心だった人も、その記事はweb全体に公開して良いものかどうか、見知らぬ人からソーシャルブックマークされたり、時には言い放し的なブックマークコメントがつけられたり、言及批判記事を書かれる場合がゼロではないという覚悟があるか…と、記事をアップする直前に問われることになるので、webで書くことについて考える機会ができることにもなります。

課題としては、少なくともユーザーが多い大手ブログサービス事業者間での共有サービスにならないと意味がないこと。友達申請はlivedoor Blogのように「OpenID で認証」で。これなら今のブログを移行したり、webサービスへの新たな登録の手間が省けます。しかし現在まだOpenID自体が多くのwebサービスの登録IDに対応していませんし、このようなシステムが仮に求められても実現するかどうか?というわけで、現実味がないアイデアでした。しかしユーザー皆が幸せにブログを続けられる「システム的な何か」を追求することは、ブログサービス事業者側にとってもアクティブユーザーを確保する道のひとつだと思うのですが。

ただし。ブログを少数の友達との日記コミュニケーションとして使い不特定多数の人には読まれたくないと言いつつ、クローズした場での発信も嫌だとか物足りないというユーザーは、「友達申請→認証」という仕組みそのものにも違和感を持ったり拒絶反応を起こすような気もします。また、友達として認められず閲覧できなかった場合の“気持ち”の問題とか。私自身は拒否されても「ああそうですか」で気持ちを切り替えられるタイプですが、そもそも私、そして私みたいなタイプはこの記事で書いたシステムは必要としていないわけです。“読まれたくない人”側からの何か良いアイデアはないのでしょうか。
posted by Marumameko at 17:26 | Comment(7) | TrackBack(1) | web・blog考 このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
トラックバック受領しました。

>覚悟があるか…と、記事をアップする直前に問われる

個人的にそういう「たっぷり脅しを効かせる」のは大好きだったりします(笑)

しかしまぁ、『「身内」プラス好意の少数』にだけ、というのは虫のいいハナシであることは間違いないわけであり、たとえ会員制の場に書いたとて外に抜き出して批判のネタにする奴は出てきます。

煽るひとは総表現社会なんて言いますし、思ったことはとりあえずアウトプットすべし、というかたも多々居られるのですが、さすがにここまで(オーナーとして)書く側が増え、さらにまだ増やそうとするのは「なんだかなぁ」という思いにしかならないのが正直なところです。煽られて乗るほうが悪い、といえばそれまでなんですけどね……


もっと正直に言うと"不幸"は減らないと思います。総表現社会といった類の煽り言葉が完全に過去のものにならない限り。
なんとかしたいわけですけれども、ネガティブな反応が嫌がられるのと同じように、「ブログする」ことに対するネガティブな見方もまたそれほど需要があろうはずもないのがつらいところです(苦笑)
Posted by Tristar at 2008年04月11日 23:25
>ブログを少数の友達との日記コミュニケーションとして使い不特定多数の人には読まれたくないと言いつつ、クローズした場での発信も嫌だとか物足りないというユーザー

「不特定多数の人には読まれたくない」と、「クローズした場での発信も嫌だとか物足りない」。この2つの要求を同時に満たすことは難しいです。不可能に近い。相反する要望ですので、問題提起そのものに問題があります。
素直にmixi(SNS)へ行ったほうが良いのでは?
http://lsty.seesaa.net/article/8793555.html
でわでわ。
Posted by たこぽん at 2008年04月11日 23:44
Tristarさん
コメントをありがとうございます。
煽る人と煽られて乗る人ばかりではなくて、思慮深くブログを楽しんでいらっしゃる人も多いと思うのです。
そういう人たちが「ネット上で何かを書くときの心構え」をしっかと心に刻み「正しい知識」を身につけてくれれば、「公開」のままでずっと楽しく続けられると思うのですが、これだけユーザーが増えるとそうはならない…。
私も「虫のいいハナシ」と思うのですが、そう決めつけては心を閉ざされるばかり…。だったらシステム上の工夫も必要かなと考えました。

>もっと正直に言うと"不幸"は減らないと思います。総表現社会といった類の煽り言葉が完全に過去のものにならない限り。

私もこんなシステムができても、実は解決策にはならないと思いつつ書きました。
それでも無いよりはマシかと。
こんな辛くて複雑な気持ち…「読まれたくない」と言っているブログユーザーに届けと。
Posted by Marumameko at 2008年04月12日 00:19
たこぽんさん
>相反する要望ですので、問題提起そのものに問題があります。
>素直にmixi(SNS)へ行ったほうが良いのでは?

はい。代わりによく言ってくださいました(笑)
「不特定多数には読まれたくない」の本音が、「webで公開」でも構わないけど、「批判やノイズみたいなのは眼に入れたくない」だとしたら、私もそれ以外の言葉は持ち合わせません。

う〜ん、でもそうとも言えない人もいるような…。
ひょっとして「はてなブックマーク」だけはされたくない…が本音かも。
Posted by Marumameko at 2008年04月12日 00:31
自己レス。ちょこっと修正。

「批判やノイズみたいなのは眼に入れたくない」↓
「批判や自分にとってノイズみたいなのは眼に入れたくない」
Posted by Marumameko at 2008年04月12日 00:46
こんにちは。
はてなのusauraraです。
最近またブクマは是か非かといったブログ論がはてな界隈でさかんで、近藤さんもそれについての自省的な記事を上げていたので、どうしたんだろうか今頃・・・と思っていました。
今、直近の数エントリーを読み、ああ、こないだmarumamekoさんが私のエントリーにずいぶんと共感されていたのはこれだったのか、と・・・^^

(私は一度もmarumamekoさんの記事で不快になった経験は無いですし、むしろ丁寧すぎるほど懇切丁寧な方と思っています。
初めてはてなで「トラバ」というのをさせてもらったのがmarumamekoさんだったので、そのときの印象が大変心に残っています。)


私にも、心ならずも相手から罵倒を受けてしまうような泥沼状態、、、の経験は何度かあります。


その経験からの結論は、「安全運転のできる人間がキケンを回避してあげるのが良い」です。
これは運転の上手い人間が苦労し、その割に全く報われない、、、という不平等なものですがw
でも、それができる人がそれをしていると、その人の所にはにはそれなりの対話のできる人が手を繋ぎに来てくれるように思いますよ^^


さて、この表題の件ですが。
解決にはならないでしょうね。
強烈な見て欲しい欲求と、強烈な拒絶とを抱えた自己矛盾に、そういう人たちは実は気が付いているのだと思います。あえて気付かないフリをしていますが。


糸井さんのエントリーを出されていましたが、相手の「こころ」にまで届くコミュニケーションは理想的ですがウェブ上だけでは困難です。
それをせんがために口をつむぐ、というのは一生ウェブで黙っていなくちゃならなくなりますよね・・・^^


ああー。すごい長文コメになってるw
いや、なんというか、すごく真面目な誠実な人だなあと思うので自省しすぎないで欲しいと私は思ったのでした^^ 元気出してください。


Posted by usaurara at 2008年04月12日 10:57
usauraraさん、こんにちは。長文コメントはうれしいです。
初めての接触は「きもい」でしたね(笑)
先日は引用スターのつけまくりで失礼しました(笑)
共感しまくってしまったのは私のあのときの心境にフィットしたからでもありますが、
やはりusauraraさんの言葉に惹かれたからです。
usauraraさんの記事
http://d.hatena.ne.jp/usaurara/20080324/1206454849

それと。実は私には身体障害者手帳を持つ友人がいます。ネットで知り合った人です。
私は障害者としての彼女の堂々っぷりが好きです。
克服への努力とその自信から、障害を自分の個性にまでしているんです、たぶん。
そんなこともあり、言葉が胸に響いたのだと思っています。

はてなユーザーさんたち、またはてな経由で知った人たちの何人かが書いたものを読むとき、
走り寄って握手したいような気持ちになるときがあります。
その中のお一人usauraraさんが、こうやって手を繋ぎに来てくださって
胸が詰まるくらいうれしかったです。
最近は素敵なお絵かき作品に、心を和ませてもらってます。

運転の比喩はなるほど〜と頷きました。
先達の経験に学ぶ。何に関してもこれが一番だと思う私です。

なんか、うきうき。はい、元気が出てきました(笑)
お返しの長文レス、失礼しました(笑)
Posted by Marumameko at 2008年04月12日 13:47

この記事へのトラックバック

[net]やはりネットリテラシーを広めるのが一番近道な気がする
Excerpt: 「記事単位での公開設定は活路になるか? - こころの風景」を読んで。 ああ、「ネット上で何かを書く人の心構えや正しい知識」をブログユーザー全体が共有できる日なんて来るのでしょうか…。まず“啓蒙”とい..
Weblog: 北の大地から送る物欲日記
Tracked: 2008-04-11 23:05

最近のトラックバック