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2008年04月08日

ブロガーの尊厳 - 今の気持ち(3)

前記事で述べたように「上から目線」について書かれたものを幾つか読みました。そのなかにハッと気づかせてくれるものがありました。
ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。
結果を出そうとして、はやく相手を動かそうと焦ると、
どうも、相手の非を指摘したり、相手に変われ、と
おしつけたりしやすい。

だいたい、「人を動かそう」ということ自体、
すでに自分のコミュニケーションは、
「上から目線」なのだ。
(中略)
人を動かす、というとき、動かすのは言動ではなく、
心なんだな、と思う。

(中略)
急いで結果を出そうとし、焦る。
そのために急いで相手を動かそうとしている。
そのために理詰めで相手を説得する。
無意識に上から目線になっている。
そう。最近までの私がまさにこれ。さすがプロの物書きの説得力は違う。そして…
相手から疑われているときは、
何を言ってもどう言ってもだめ。
それは、
自分というメディアの信頼性が落ちているからだ。
その状態は、壊れたスピーカーで叫んでいるように、
まったく相手に届かない。
言葉をとどけるには、まず、スピーカーを直す、
つまり、自分という人間への信頼回復が必要だ。
先にメディア力を直し、それから言葉がとどく。
だから私はひとまず口を閉ざすことにしました。書くのは私の壊れたスピーカーを直してから、『ひたすら、その人に対するよい行いを続けていくことで』信頼を回復してから、と。

しかししばらくして気がつきました。降って湧いたような疑惑で潰されたブロガーとしての私の尊厳(「尊厳」という言葉が大袈裟であるなら、「筋を通しているもの」と言い換えても良い)は自分で守るしかないことを。無記名のコメント投稿者が「私に迷惑をかけた」と言って名乗り出るはずもなく、私も“名無しさん”に恨みを抱いたところで仕方ありません。誰かが援護してくれるのものでもありません。

webの片隅のブログの、ちっぽけなブロガーに過ぎない私。誰も私の誇りになど気にとめていません(※aozora21さん、ありがとうございます。うれしくて目から汗が…)。こだわっているのは私だけ。私がこだわらなければ、徐々に人々の脳裏から忘れ去られていくだけで、それでもいいかと思っていました。しかし私が自分自身の誇りにこだわらなくていいのでしょうか。「一寸の虫にも五分の魂」なのです。

そもそもズーニーさんの状況とは違います。
相手との間にwebについてのとらえ方の“対立”はあれども、今までそういう意見表明のみで、喧嘩どころか議論すらしていません。私自身は相手のwebに対する姿勢を尊重し、ソーシャルブックマークをしたり個人を特定して言及することはしていませんでした。(コメント投稿後にtakoponsさんのブックマークコメントに気がついて、自分の名誉を守るためにブックマークしたのは例外中の例外です)

非公開日記ブログで「はてなブックマーク」を取り上げて「記事で繋がること」を話題にした時(2007年11月)の反応を知っているので、わざわざもう一度直接コメントして批判する意思さえありませんでした。しつこいですが、名無しさんコメントでは『自分もはてなからブックマークされる事はありますが、むしろ好意的にとらえています。』とありますが、私は「自分」を一人称として使う習慣もありません。

スピーカーが壊れていても構わないから、30ポイントくらいの大文字で書いたつもりで記しておきます。
名無しさんは私ではありません!

彼女が今回のことで被ったダメージは、理不尽なこともあったので同情しています。また人間誰しもムカッとするときがあり、八つ当たりしたくなることもあります。私にもあります。だから冷静になってから前言をフォローしてくださるのを待っていたのです。第一、はじめの誤解については全く気分を害していなかったのですから。

私はかっこよくなれない、ちっぽけな人間です。今はそれでも構いません。山田ズーニーさんに教えられたことは大きいです。しかしそれと共に、自分を守れるのは自分しかいないと気がついたことも大きいのです。
posted by Marumameko at 18:19 | Comment(2) | TrackBack(0) | メモみたいな このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
おはようございます。
言われてみれば、人を動かそうとか、教えようとか
なんか流れを作ろうとか、、そういう所は確かにあったかもしれません。
そこがMarumamekoさんの個性や考え方だと思っていたし、
便利だからこうするといいよーこういう事には気をつけた方がいいよと言う情報たっぷりで親切だなーと思っていました。

Marumamekoさんが書いた内容を全部まともに受けて実践しようとする人ならば重荷に感じて、「上から目線」を感じてしまうのかもしれません。
私はそうする気もないので、いいとこ取りのずるい生徒みたいなものです。

Posted by いく@しずおか at 2008年04月09日 09:07
いくさん
>私はそうする気もないので、いいとこ取りのずるい生徒みたいなものです。

ああ、その姿勢はいいです(^^)
もともとブログでは皆自分の言いたいことを書くわけで
読む方は関心を持った記事を読むわけで
その記事のなかの自分に得になる部分を取り込んでるだけですよね。
だから書く立場の私としても、読みたいように読んでもらって、必要ない記事・部分はポイしてもらって全く構いません。
私の場合近しい人との交流の場としてのブログとそうじゃないブログと分けてるし。

で、身近な人に焦って切れてしまって書いた記事だって
その辺は全然関係ない検索から読みに来てくれた人には
「ふ〜ん、なるほど」と受け入れられた可能性もあるかもしれないって思っているんですよ。
書いた記事は書いた人のものではなく、公開している以上書いた人の手を離れていってしまいます。
「本」とそれほど変わりはないということですね。
Posted by Marumameko at 2008年04月09日 12:08

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